環境水道委員会視察2日目
環境水道委員会の視察2日目、5/21(水)は、北九州市を訪れました。今回の視察テーマは、衛星画像とAIを活用した漏水調査。これからのインフラ管理に欠かせない、先進的な取り組みを間近で学ぶ貴重な機会となりました。
北九州市では、令和4年度から新しい漏水調査技術を導入しています。この技術は、人工衛星から照射されるマイクロ波を利用して、水道管からの漏水を検知するというもの。
マイクロ波は地中深くまで浸透する性質があり、2.5m〜3.0mの深さにある水道管の漏水状況まで把握可能です。さらに、検出された漏水は、直径200mの範囲内で地図上に表示されるため、迅速かつ効率的な対応が可能になります。
この調査技術には、AIも組み合わせて活用されています。マイクロ波から得られる膨大なデータをAIが解析していきます。
従来の方法では時間も人手もかかっていた漏水調査が、衛星とAIの導入によって、短時間かつ高精度で行えるようになったことは、大きな進歩といえるでしょう。
気候変動による水資源の不安定化や、老朽化するインフラの維持管理が大きな課題となる中、このような最新技術の活用はますます重要になってきます。北九州市の取り組みは、倉敷市にとっても大いに参考になるものでした。
今後もこうした先進的な取り組みを積極的に学び、地域の環境と暮らしを支える仕組みづくりに活かしていきたいと思います。
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